筆者は現在ブラジル在住。日本への一時帰国を予定していますが、アメリカ経由の航空券を購入しました。
たとえトランジットであってもアメリカの入国ビザが必要になりますからね、筆者の ESTA は期限切れを迎えているので再申請をしなければいけません。
さて、ここではインターネットで申請するアメリカの入国ビザ ESTA について書いていきますね。
実際に申請しながら気になったことなんかも書いてるよ。
ESTA(エスタ)とは
ESTA(エスタ)は2009年から義務化されたアメリカのオンラインビザシステムだよ。
筆者は今までにも ESTA を持っていたことはありますが、トランジットを含め、しばらくアメリカの地を踏むことがなかったので有効期限が切れてしまいました。
新型コロナの影響もあって、なかなか海外旅行自体が難しかったですしね。
ESTAの有効期限は「渡航認証許可」の取得日から2年間です。
引用元:Esta Online Center
ESTAには「更新」の制度はありません。ESTAの有効期限が切れた場合は「再申請」が必要となり、あらためて申請フォームへの入力と申請費用の支払いが求められます。
引用元:Esta Online Center
ってことで申請するよ〜
ESTAの申請は自分でする? 代行業者に頼む?
「出発の3日くらい前までに申請を済ませるように」と書かれていることが多いですが、筆者は出発まで十分に余裕があるにもかかわらずなんだか気が気じゃなく…。
できる準備はさっさと済ませて安心しておきたかったので、出発を1ヶ月前に控えた頃に申請しました。
まず、支払いに関しては以下の通り。
申請料:21ドル(USD) *2023年3月執筆現在
支払い方法:クレジットカード、PayPal
さすが(?)PayPal。アメリカの会社ですもんね!
このような支払いにも PayPal が使えるのは、普段から利用している者としては便利だな〜とつくづく。
ESTAの制度が始まった初年度(2009年)は無料だったんだけどね〜
その翌年からは14ドルだったのに.. 値上がりしたんだね。
『ESTA 申請』とネット検索するとトップには ESTA の申請代行サイトが表示します(筆者が検索した時はそうでした)。
そして、そちらのサイトをチェックしていてびっくり…!
申請代行料金、高っ。。
個人で申請するのがいいか。
はたまた、手間を省いて代行業者にお願いするのがいいか。
個人で申請するのも実はさほど難しくないので、筆者は迷いなく前者です!
21ドル以上払いたくないようであれば、自力で申請してみましょう。
いざ、申請!
申請前に用意しておくとスムーズなもの
- パスポート
- パスポートの "顔写真のページ" の写真(gif、png、jpg、jpeg のみ)
- クレジットカード or PayPal
- 緊急連絡先に登録する人の電話番号、メールアドレス
申請入力をしながら気になったこと(申請の流れに沿って)
このリンクに入って申請していくよ〜
画面右上で言語変換できるので安心です。
さて、トップページの【新規に申請を作成する】-【個人による申請】を選択。
難しそうな文言がたくさん表示されますが、確認して指示通りに【(確認して)続行】をクリックしていけばOK!
免責事項などの確認も同様に進めます。
そこで気になったのがこれ!
申請手数料の支払いには、クレジットカードまたは PayPal のみ利用可能です。
引用元:Department of Homeland Security(国土安全保障省)の公式ウェブサイト(日本語に言語変換)
の、下にこれ。
WARNING(警告): この手数料はクレジットカードで支払います。すべての申請者が正確にESTAとクレジットカード情報を入力することが極めて重要です。
引用元:Department of Homeland Security(国土安全保障省)の公式ウェブサイト(日本語に言語変換)
あれ… PayPal は使えないのかな?
まぁ PayPal がだめならクレジットカードで支払うからいっか!と思い、進めました。
初めにパスポートをアップロード。
申請しているそのタイミングでパスポートの写真を撮ってもいいし、あらかじめ用意しておいた写真をアップロードしてもいいでしょう。
写真の形式は gif、png、jpg、jpeg のみ有効。
パスポートをアップロードすると諸々の情報を読み込んでくれるので、自動的に個人情報が表記された状態になります。
他に必要な情報があれば埋めていきましょう。
以前の申請と比べて違うなと思ったところ
基本的に指示通りに入力するだけだから難しいことはないよ!
ですので、以前申請した時と異なるところや気になるところだけピックアップして載せていきますね。
- まず、以前と現在とでは筆者の環境が異なるということ。
現在はブラジルの市民権(いわゆる永住権)があるので、こちらも入力しました。
やはり「日本」というだけで信頼されている感があるので、悪いことは何もしていないですが「ブラジル」と書いて平気かな〜なんて頭をよぎってしまいました。
まぁ、嘘を書く方が後々まずいですからね。ここは素直に申請。
- あとは現在はフリーランスとして働いているので、勤務先情報の雇用主名には個人事業主(Solo proprietorship)と記入。
申請書は全部英語で書かなきゃいけないよ。
「個人事業主」は英語では「Solo proprietorship」と言います。
しかし、この言葉は会社法や税制などで使われるもののため、契約書や申請書といった公式文書でしかお目に掛からないでしょう。
引用元:99designs
ESTA は公文書の類に当たるでしょうから、これでいいのかなと。
気になったのはこのくらいですね。
あとは、以前より項目が増えてるなーって印象!
支払い
一通り入力が済むと支払いのページに進みます。
このタイミングで支払いをしない場合、一週間は入力した情報をキープすることができるようですね。
筆者はこのタイミングでお支払い。
最初の画面であれ?って思ったけど PayPal でも支払えたよ〜
PayPal アカウントにはお金(残金)がある状態で選択すること。
ここではすぐに承認されずに「認可保留」のステータス。
なんだかもどかしい…。
念のため PayPal を確認すると、同じく「一時的な承認」となっていました。
そりゃそうか。
支払い画面をスクロールすると、ご丁寧な案内が。
この通り、支払い画面を PDF 保管することに。
「申請が承認されたかどうかについて、個別の通知を受けることはありません。」とあるので数日後に状況を確認しようと思っていました。
承認確認
が、支払いから2時間もしないうちにメールで連絡がありました。
あら、ご丁寧じゃないですか!
メール内のリンクから申請状況を確認。
【申請番号】は申請後に登録したメールアドレスに届いているはずなので、それを入力します。
無事に承認されてたよ〜!
念のため、この承認画面を「英語に戻してから」PDF 保管。
アメリカの入国審査やトランジットの際、何かあった時にスマホから見せられるようにしておきます。
念には念を。
補足&まとめ
ちなみに、ブラジル人がアメリカのビザを取得するには領事館へ行って申請しなければいけません。
費用は日本人が申請するより(ESTAより)も高い160 USドル。
ブラジルの物価から考えると、ものすごく高いんですよね…。
O valor para realizar o pedido do Visto Americano B1/B2 (Turismo e Negócios) junto ao Consulado Americano está em 160 dólares americanos. Esse valor convertido para o real atualmente, 10 de Agosto de 2022, sai em R$848,00.
引用元:s2vistos
ブラジル人である主人やポルトガル語の先生にも
何それ、ずるい!!
と言われました(笑)
他のブラジル人の友人はこんなことも言っていましたね。
アメリカのビザを取りに行く時はきれいな格好して領事館に行くよ!
(その彼は立派なお仕事をされていますが)「危険人物と見做されたらビザを発行してもらえないから。」とのこと。
ブラジル人はアメリカのビザを取るにしても手間や費用がかかる上に、ハードル(?)も高いようですね。
一方、日本人は手軽にインターネットで申請できるのでとても有難いです。
世界的にコロナの状況も落ち着いてきましたし、アメリカやアメリカを経由する旅行もまた楽しんでいきましょう!
今回の記事が少しでも皆さんのお役に立てたら嬉しいです。