ブラジルへ移住してから振り回されてきた外国人登録もついに完結!!
本記事は筆者が手続きをした2018年時点での情報となります。現行ルールと相違があるかもしれませんので、参考情報としてご覧いただけると幸いです。
外国人身分証明書(CRNM)取得までの記録
タイトルにある CRNM(RNMのカード)は、現法による正式名称では「国家移住登録証」というようですね。
筆者は今まで「外国人身分証明証」だと思っていましたので、こちらの記事にはそのように記しています。
国家移住した外国人のための登録証明なので、外国人身分証明証という認識でも良いよね…?
さてさて、
ここに辿り着くまでの愚痴混じりな手続き記録はこちら(笑)
当時の出来事を覚書のように、その都度綴っています。
そのため「まとめ記事」にはなっていませんので、悪しからず。
そして、今回の記事で手続き完了!ということに。
ブラジルにおける外国人登録について
まず、ブラジルに90日以上の長期滞在をする場合は、入国ビザだけでは滞在が認められません。
長期滞在する場合は外国人登録をする必要があります。
ブラジルに入国後90日以内に、査証発給時に当総領事館から受け取った申請用紙を持参し最寄りの連邦警察(POLÍCIA FEDERAL)で外国人登録をして下さい。
引用元:在東京ブラジル総領事館
尚、筆者の場合は、婚姻による永住権(正確には「居住許可」)取得 & 外国人登録という手続きになります。
- ブラジル人男性との婚姻手続き
- 婚姻による扶養家族登録(= 永住権)
- それの受理 = 外国人登録完了!
という流れでしたので、外国人登録単体としての手続きは行っていません。
外国人登録に関するアルファベットの略称(CRNM・RNM・RNE)
ブラジル移住やビザについて調べてると
アルファベットの略称がたくさんあってややこしいよね。
やはりみんな思っていることは同じなのか、Polícia Federal(ブラジル連邦警察)のホームページにも同じような質問がありました。
調べてみたところ、違いはこんな感じですね。
⚫︎CRNM(Carteira de Registro Nacional Migratório / 国家移住登録証)
… 新法で発行される外国人のの身分証明証。身分証明の「カード」のこと。旧法の RNE と同等。
⚫︎RNM(Registro Nacional Migratório)
… CRNM のレジストリ番号。身分証明の「番号」のこと。
⚫︎RNE(Registro Nacional de Estrangeiro / 外国人登録証)
… 旧法で発行されていた外国人の身分証明証。新法の CRNM と同等。
2017年11月20日に新移民法(法令13.445/2017)が施行されたので、それ以前に身分証明書を取得された方は RNE だったわけですね。
外国人身分証明証(CRNM)を受け取ってきたよ!
振り返ってみても 大変だった の一言に尽きる永住権(居住許可)取得までの道のり。
凹むトラブルもいくつかありましたが、無事に受け取ることができたので本当によかったです!
苦労の末、ようやく1月に居住許可が下り、この写真のプロトコルと登録証明書を入手。
この時、Polícia Federal(連邦警察)の窓口で「4月か5月くらいにまたカード受け取りに来てね〜!」とブラジルらしく(笑)曖昧な期日を伝えられました。
言われた通りに取りに行っても「まだできていないからまた来てね〜!」なんて言われかねないと思ったので(ビザ延長の際にそれを食らっているので…)念には念を。
登録証明書の有効期限が7月だったので、その期限が切れる少し前の6月に受け取りに行きました。
CRNM は首都ブラジリアの Polícia Federal で作ってるらしいよ。
だから、申請→受理→カード完成&受け取りまでに時間がかかるんだって!
サンパウロの Lapa にある Polícia Federal では、予約不要。受付で CRNM を取りに来た旨を伝えたら入館できます。
入館の際にはパスポート提示が必要になると思うので、お忘れなく!(ブラジル人はRGを提示)
永住権(居住許可)申請やビザ延長申請等、外国人関連の手続きは3階フロアがメインですが、CRNM の受け取りは1階。
受付を抜けると階段下にカフェがあるので、その奥の部屋になります。
窓口の一番左(1番窓口)で要件を伝えると、写真のような番号カードが貰えます。
カードを受け取ってしばし待機。
ここで改めて、スタッフの対応悪いな〜って実感したよ。
以前「ブラジル人は接客態度悪い。お店のレジなんかも!」という記事を書いたことがありますが(笑)今までの経験から言うと、Polícia Federal が一番悪かった気がします。
“警察だから偉い”のかどうかわかりませんが、まぁなんていうか、偉そうな態度。
でもここは日本ではないので、対応や態度が悪いとかは諦める?慣れる?しかないですね。
移住したばかりの頃は日本と違いすぎてショックを受けましたが、ブラジルで日本の接客レベルを求めたらダメですね!
あ、話が脱線しちゃった。
さて、順番になったので指定の窓口へ向かいましたが、ほとんど会話を交わすこともなく、トランプを配るようにカード(CRNM)をポーンと手前に投げられました。
「ここに受領サインを書け!」と言わんばかりに無言で紙を差し出され、その後は何も言わずに窓口に戻ってこない。
ブラジル人の主人と2人でキョトン。。
手続きが終わったかどうかもわからず、「多分これで終わりだよね?他にも手続き(サインしたり)あるのかな?本当に帰っていいのかな?」としばらく待ってみましたが、結局これで終了。
ほんと、不親切!!
ついでに言うと、隣の窓口では Polícia Federal のスタッフがめちゃくちゃキレながら対応していましたね。
見ているだけで怖いほどに。
さて、受け取った CRNM はこんな感じです。
クレカサイズのカードに名前と誕生日、性別、両親の名前、国籍、有効期限が記載してあります。
申請時に証明写真を提出しますが、ただでさえブラジルで撮った写真は写りが悪く、撮り直ししたいくらいだったのに…
カードに印刷されたその写真は なぜ横に引き伸ばすのー!?って感じで顔が大き〜く仕上がっていました。
カード右下に赤字で書かれているのは有効期限。
「写真が嫌だから」という理由で更新できるものではないので、これから9年に渡り、この横に伸びた写真とのお付き合いが始まります。
そもそも有効期限が9年間って、なんだか中途半端だよね?
これ↓は2015年3月の、しかも旧法で発行されていた RNE についての記事。
古い情報ですが、もしかしたら CRNM 更新の際にも同じようなことがあるのかな?と、自分用メモとして貼っておきます。
(更新後)新しいカードが発行されるまでの期間は約3カ月。期限が切れた場合は165・55レ、紛失等による再発行の場合は305・03レの罰金が、発行料金124・23レに上乗せされる。盗難の場合は警察で、紛失の場合は治安局のサイトから事件報告書(BO)を作成しておかないといけない。破損した時は、破損したRNEを連邦警察に返却する必要がある。
引用元:ニッケイ新聞
連邦警察による抜き打ち訪問
ブラジルでの婚姻や永住権申請について調べてると、こんな記事もいくつか目にしたよ。
婚姻による永住権申請(扶養家族/家族引き寄せ)は 偽装結婚ではないかどうかを確認をするために、Polícia Federalの人(警察官)が抜き打ちで自宅を訪問する!といったもの。
我が家にもいつか来るのかな…ドキドキ!なんて思っていましたが、来ず。
申請した人の所を全て訪問していたら大変でしょうが、その対応(訪問)が地域によって違うのか、時期によって違うのかはわかりません。
筆者の元へは訪問もなければ、Polícia Federal からの電話問い合わせなどといったものもありませんでした。
結婚して5年経った今でもないから、もう来ないんじゃないかな?
まとめ
長々と書き連ねましたが、最後までお読みいただき有難うございます。
ブラジルでの手続きについて、少しでも参考になると嬉しいです。
冒頭にも書きましたが、本記事の情報は筆者が申請&取得した2018年のものです。(いくつか更新した部分もありますが、体験談に関しては当時のものです。)
現行ルールと相違があるかもしれませんので、参考情報として見ていただけると幸いです。
手続きあれこれはこちらから!