筆者は日本から遠く離れたブラジルへと移住。
移住前の旅行で何度もショックを味わいましたが、現地で生活をしてみると、お伝えしたいトイレ事情が山ほどあります(笑)
さてここでは、日本のトイレとは大きく異なるブラジルのトイレ事情を紹介していきますね。
ショックを受けないように!笑
基本ルール:トイレットペーパーは水に流さない
ブラジルでは個人の自宅(戸建て・マンション)や公共トイレでも、基本的に使用済みトイレットペーパーは備え付けのゴミ箱に捨てます。
サニタリーボックスも見かけないね。同じごみ箱へポイッ!だよ。
でもトイレットペーパーを水に流さないのは、ブラジルに限ったことではないですよね。
水圧や排水処理能力の問題なので、トイレットペーパーを流さない国や地域も多いはず。
日本のトイレに慣れているとそれ以外の環境や習慣にはなかなか慣れにくいものですが、案外慣れるものです!
驚き① トイレットペーパーがない
日本の公共トイレでも、トイレットペーパーが備え付けられていないところもありますよね。
それでもやっぱりブラジルは「ない確率」が高いように感じます。
ある所もあるけど、ないことを前提に考えているせいか
あったら「ラッキー!」とすら思っちゃう。
それに、もしトイレットペーパーがなくて「あぁ、残念!」なんて呑気なことも言っていられないので(笑)外出時には必ずポケットティッシュを持ち歩くようにしています。
こんなトイレもあります。
トイレの個室の外に、チェーンがかけられた状態でトイレットペーパーが設置。
使用前に必要な分を取ってから個室に入るスタイルですね。
トイレットペーパーが備え付けられていないところが多いのは、なんともブラジルらしい理由ですが「盗まれるから」なんだとか。
だから始めから設置していないんだろうね。
驚き② 便座がない
トイレットペーパーがないのは予想できても、便座がないのは全くの想定外!
初めてこの場面に遭遇したときは本当に衝撃だったよ。。
あれは忘れもしないリオデジャネイロのとあるバー。
公園など野外の公共トイレではなく、バーです。日本でいう居酒屋的なお店!
便座はないは、トイレットペーパーはドアの上に設置してあるは、鍵は掛からないは…
なかなか想像を絶するトイレでした。
その頃はまだブラジルへ移住する前だったということもあり、トイレの免疫(?)もなかった頃ですからね。
本当にショックでした。。
この便座がない理由もトイレットペーパーと同じく「盗まれる」からなんだとか。
もしくは「盗まれた」から。
「いやいや、便座なんて盗まないでしょ?!」と思うかもしれませんが、ブラジルはそれが有り得る国なのです…。
どこもかしこも便座がないわけではありませんが、今では便座がないくらいで驚かなくなりましたね。
強くなったなぁ〜(笑)
トイレットペーパーがなければティッシュを持ち歩けばいいだけの話。
でもさすがに便座は持ち歩けないですからね。
だけど、なんとかしないとお腹が痛くなってしまうわけで…
人間ってのは試練を乗り越える力があるんです!
骨盤を立てるように空気椅子をすると、便座がなくても上手に用を足すことができるよ!
覚えておいてね〜
驚き③ ドアが閉まらない
ドアは鍵があっても掛からなかったり、ドアではなくすりガラスだったり、アコーディオンカーテンだったり、シャワーカーテンだったり。。
ちゃんとした素材のドアであっても隙間が空いていたり。
言い出せばキリがないです(笑)
ドアの隙間は海外のトイレではよく聞く話だよね。
足元部分が大きく空いている所もよくあります。犯罪予防なのかな?
もう諦めの気持ちでいっぱいになって、終いには気にしないようなります(笑)
気にしても仕方がないし、誰かが覗いているわけでもない。
たとえ見られたとしても見た人も気にしないんじゃないかな。
ブラジル人は他人のことなんて気にしないからね〜
(いい意味でも悪い意味でも)
自宅トイレあれこれ
日本からブラジルに移住したての頃の出来事。
トイレットペーパーがペタンコに潰された状態(芯が筒状に戻されていない状態)でペーパーホルダーにセッティングされていたんですよね。
「頭おかしいんじゃないの!これじゃクルンクルンって回らないでしょ!?」と思わず心の声が漏れてしまったことも…。
この頃はカルチャーショックもあって精神不安定…
少しのことでもイライラしてたときだからね〜(苦笑)
主人にキレた後に納得したのですが、商品の時点でペターンと芯が潰されています。
日本でもこのような商品があるのかもしれないけど、今まで芯が潰れていないタイプしか使ってこなかったので…
思わず主人にキレてしまった次第です。(ごめんね。)
プラスチック素材のような便座もよく普及しています。
我が家は筆者の移住を機に、日本で普及しているような素材のものに交換!
日本でも便座交換の経験はありませんが、ブラジルでは便座交換にしろ何にしろ、日本ならすぐに設備屋さんに依頼するようなことも何でも自分でやるんだなーという印象ですね。
ブラジル標準じゃなくて、我が家標準だけどね。
ブラジル人に聞いたブラジルのトイレ vs. 日本のトイレ
日本にも行ったことがある我が家の主人(ブラジル人)に「ブラジルと日本の公共トイレの違い」を聞いてみました。
日本のトイレ
- 便座があったかい
- 水が出てくる(ウォシュレット)
サンパウロにある日本の文化施設「Japan House」のトイレにはウォシュレットがついてるよ!(他の場所では見たことがない)
ブラジルのトイレ
- トイレットペーパーがない
- 蓋がない
- ドアが閉まらない
- 床がいつも濡れている
めっちゃ汚い!めっちゃ臭い!(すごくアピールしてた。笑)
中には「ブラジルの公共トイレは絶対使わない!使いたくない!」という友人もいますが、筆者はよほどのレベルでなければイケるので、適応能力が高いなーなんて思ったりします。
汚いトイレで用を足したらからといって死ぬわけじゃないですしね。
でもやっぱり自宅のトイレが一番落ち着きます。
まとめ
これだけ書いておいてなんですが、ショッピングセンターや比較的新しい大きな施設などはこの限りではありません。
悪いところだけピックアップしたけど、安心して用を足せるところも多いよ。
自分でどうすることもできないものは諦めるしかありませんが…
トイレのせいでせっかくの楽しい旅行やおでかけが台無しになるのは残念ですからね。
ポケットティッシュを持ったり心の準備をしておけば、最低限のことは乗り越えられると思いますよ!