日本から遠く離れたブラジルへの移住を決め、各方面での書類集めやら手続きを進めてきました。いよいよ渡航を目前とし、引っ越し荷物をブラジルへ送る!というところでトラブル発生…。
国際郵便(船便)を利用して荷物を送りましたので、その時の様子やダンボール選び・サイズ・郵便局の集配サービスなどについてお伝えしていきます。
国際郵便の種類
郵便局が取り扱う国際郵便は以下の4つです。
- EMS(国際スピード便)
- 国際小包:航空便
- 国際小包:SAL便(エコノミー航空便)
- 国際小包:船便

利用料金は4→1の順で高くなり、目的地までの到着も同じく4→1の順で早くなります。(EMSが一番高く、配達日数が短い。船便が一番安く、配達日数が長い。)
郵便局以外であれば、FedExなどの国際宅配便や(引っ越しであれば)海外専門の引っ越し業者を利用するのが良いでしょう。
私は日本からブラジルへの引っ越しが目的で、スピードよりもいかに安く送れるかを重視していたので迷うことなく船便に決定。
船便の送料がどの程度かかるものなのか確認しに郵便局へ行ってきました。

30キロで1万円程度です!
想像していたより安く安心したところで、EMS(国際スピード便)の送料を聞いて焦りました。EMSの送料はなんと船便の約5倍だそう!いやいや、私はまったくスピード重視ではないのでいいんです。いや、船便がいいんです。発送から到着まで約3ヶ月かかるようですが… 気長に待つので問題なし!
実はいくつか海外専門の引っ越し業者に見積もりを出してもらっていましたが、予算を超えていたので断念した次第です。
国際郵便:船便で送れる荷物のサイズ
EMS(国際スピード便)や船便などといった「送り方」や「送り先(国)」によって、取り扱いサイズが決められています。日本国内で扱っているような大きい(大きすぎる)サイズは送ることができませんのでご注意くださいね。

ここでは、船便で日本からブラジルへ送る場合についてのことを書いていくよ。
荷物の規定サイズ(日本からブラジルへ送る場合)
- 大きさ: 長さ1.05m、長さと横周の合計2mまで
- 重量 : 30キロまで(重量によって送料が決まります。)
このときはまだ気づいていませんでしたが、この「規定サイズ」を勘違いして荷造りを進めたのでした。これから起こることを想像をもせず…。
国際小包対応の大きなダンボールを購入!
今まであまりダンボールを購入する機会もなかったので、様々な種類があることに感心しつつ(笑)国際小包対応の海外引越用というものに辿り着きました。商品説明に国際小包最大寸法に設計したダンボール箱と書かれていたので「これだー!」と思い、早速注文。
購入したダンボールがびっくりするほど大きいとは言え、この2箱(2箱セットでした)に引っ越し荷物がすべて収まるか心配でした。ここぞとばかり張り切って断捨離、売れそうなものはフリマサイトを利用して、なんとか詰め込む詰め込む…。

郵便局:便利な集荷サービスを利用すべし
さて、詰め込んだはいいですが、このバカでかい荷物を一体どうやって郵便局まで運べばよいのか…。力持ちの友達に手伝ってもらおうか?とも考えましたが、郵便局のサービスでなんとも便利な「集荷サービス」なるものがあるようで!

めずらしいサービスじゃないのかもしれないけど、今まで知らなかったの!

自宅の玄関先まで重〜〜い荷物を取りに来てもらえるなんて、なんて親切なサービスなんだろう!と感動したのを覚えています(笑)申し込み方法と申し込んでからの流れは以下のとおり。
集荷サービスの申し込み方法
- 集荷専用窓口へ電話する ☎️:0800-0800-111(日本全国共通)
- 携帯電話からでも通話可能 - 自動音声が流れてくるので、自宅の郵便番号をプッシュ
- 最寄りの集荷が可能な郵便局の集荷窓口に繋がる
- ここからは自動音声ではなく担当者とお話をします。
- 配達先(国名)、荷物の大きさを確認
- 伝票を持っていない場合は集荷当日に持って来てくれるので、必要であればこの時に伝えます。 - 集荷当日までに荷物を準備!
- 集荷当日:玄関先で重量を測り、その時に送料を支払う
*集荷サービス自体は無料です。
事件勃発…
荷物は2つなので、集荷も2回。1つ目は何事もなく集荷完了。

まぁここまではよかったんだけど。事件はこのあと…。
2つ目は日本からブラジルへと渡航するほんの数日前(賃貸マンションの明け渡し日までも同じく数日前でした。)の集荷で耳を疑うセリフを聞くのです。
サイズが大きくてお預かりできません!
え???! 頭にハテナしか浮かばなかったです。なぜなら1回目の集荷では同じ大きさの荷物を集荷してもらっていて、その時は何も言われなかったのですから。

さて、ここからがバトルです(笑)玄関先で近所迷惑顧みず、私はつい先日同じサイズの荷物を集荷してもらったことを主張。郵便局員さんは「預かれない」「ルールですから」の一点張り。
(中略)
全くもって平行線のまま話が進まないので、頭から湯気が出そうな郵便局員さんには責任者から電話をもらうように約束を取り付けてお帰り頂きました。(その日は結局集荷してもらえず。)そして、その方が帰った後すぐに責任者さんからお電話が。

実を言うと… 私が購入したダンボールはブラジルへ送ることのできるサイズより大きかったんです。。汗

完全に私に非があったわけですが… 不幸中の幸いと言うべきか、初めに集荷してもらった規定オーバー(笑)の荷物は問題なく?集荷され、すでに海を渡っているとのこと。
「ほら、送れるじゃん!」と心の中ではガッツポーズでしたが、これ以上とやかく言うのは大人の対応じゃないなーと反省し、大人しく規定より小さいであろうダンボールを急いで購入することに。なんせ、渡航日までの日数が迫っていましたので。

やっとの思いで発送完了
注文翌日に配達してくれるAmazon Primeに感謝しつつ、ダンボールが届いてからはこれはこれはもう超特急で荷造りをし直しました。再度(別の方に)集荷に来てもらい、トータル4箱を日本から遥か遠いブラジルまで発送することになんとか成功!

日本国内での引っ越しはかなり経験した方ですが、それとはまた別の大変さ。引っ越し準備や荷造りも苦労の連続でしたが、それ以上に郵便局員さんとのバトルが疲れたなーと(笑)迷惑な客ですみませんでした。
備忘録:送付した荷物の重量と金額
- 重量:21キロ - 送料:10,100円 × 1箱
- 重量:22キロ - 送料:10,450円 × 1箱
- 重量:28キロ - 送料:12,550円 × 2箱
船便を利用しての荷物は全部で4つ。2つが規定内サイズ、もう2つが規定オーバーでした。笑

長さ1.05m、長さと横周の合計2mって、今見てもぱっと大きさが浮かばない。そう思うのは私だけかしら…。
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おさらい