日本のクリスマスはパートナーとロマンチック♡な夜を過ごしたり、友達とパーティーをしたり、はたまた何もしないで過ごしたり。そんな過ごし方が一般的ですよね。そもそも仕事もありますしね。
ここブラジルではクリスマスは祝日になり、家族と過ごすのが一般的です。
何もかも違うブラジルのクリスマスを、移住一年目の筆者があれこれ紹介していきます。
ブラジルでは(ポルトガル語では)クリスマスのことを Natal(ナタウ)って言うよ〜
誰もいない… 町がゴーストタウン化?
宗教文化(カトリックやプロテスタント)の影響でしょう。
ブラジルのクリスマスは祝日になります。
クリスマスというのは、本来、キリスト教という宗教を信じている人たちだけのお祭りです。
引用:学研キッズネット
クリスマスというのは、本当はキリスト教を信じていない人には全く関係のないお祭りなわけです。
引用:学研キッズネット
しかし、日本人は、お祭りが大好きです。イエス・キリストなどと全然関係がなくても、いつのまにかみんながクリスマスのお祝いをするようになってしまったのです。
会社勤めの人だけでなく、スーパーや小売商店などもお休みするところがほとんどです。
日本のクリスマスではそのようなことは有り得ないでしょう。どこもかしこも書き入れ時でしょうしね。
なので、ブラジルのこの光景には本当に驚いたんです。初めての体験。
出歩いている人自体も少なく、街全体がひっそりとしている感じ。
まるでゴーストタウンみたいだった。
理由はやはり「みんなが家族と一緒に過ごしているから!」なんだそう。
ブラジル人は家族と過ごす時間をすごく大切にするよ!
ブラジルのクリスマスの風習は "知識として" 知ってはいたものの、これほどまでとは。
文化の違いを目の当たりにし、かなりショックを受けました。
実はこれが、このあとに起こるカルチャーショックの引き金だったんです。
ブラジルの家族とクリスマスパーティー
ブラジル人の夫。その家族・親族(60人くらい)はクリスマスに限らず、最低でも月に1回は集まって食事をします。
"最低でも" ですからね、最低でも…。
日本では親族総出で集まるなんて結婚式かお葬式くらいだったので、月一招集はちょっと…正直億劫でしたね。
日本の家族にそれを伝えたら同情されました。笑
ブラジルの家族は優しいし嫌いなわけじゃないけど… さすがにひと月4回(毎週末)招集があった時には嫌気がさしたよ。。
クリスマスイヴは晩ごはんから深夜2:00くらいまでワイワイ騒ぎます。
一旦解散して、翌25日にまたお昼から夜まで家族で一緒に過ごすといった感じ。
そんなに集まらなくてもよくない…?
一般家庭に60脚も椅子はないので、立ちながらだったり階段に座ったり、お庭や玄関にまで人が溢れて食事をするわけです。
クリスマスプレゼントの交換 "amigo secreto"
睡魔が襲ってきそうな深夜0時すぎに、第二弾としてデザートタイムがスタート〜(寝かせろ〜)
ケーキを食べながら盛り上がりも絶好調!
プレゼント交換が始まります。
周りのテンションについていけない私…。
プレゼント交換は Amigo secreto(アミーゴ・セクレート)と呼ばれるブラジルではメジャーな方法で交換。
欧米では「シークレット・サンタ」と呼ばれるようですね。
うちの家族は自分が欲しいものを事前に伝えるシステムだったので、思い思いのプレゼントを手にしてみんな満足そうでした。
筆者は親戚のおばさんリクエストの高級枕を用意し、自身はブラジル発コスメブランド Natura(ナトゥラ)のハンドクリーム&ボディクリームをリクエスト。
お金をリクエストをした人は現金のプレゼントを手に。
おばさま方はプレゼントするのがお好き(?)なので、プレゼント交換以外にもたくさんのプレゼントを配り、筆者もたくさんお土産を抱えて帰りました。
ただ、日本の感覚から言うと「こんなものも(失礼!)プレゼントになるんだ!?」と思うものもありました。
頂いたプレゼントにケチをつけてるわけじゃなく(笑)なんだか不思議な感覚というか…。
そう。「ダイソーのタッパ」です。
確かにブラジルで買うと輸入品なので日本で買うより高いですし、ブラジル製/海外製のタッパよりクオリティも高いですからね。
頻繁に使うものですし、良いセレクトなのかもしれません…ね?
ブラジルのクリスマスと年末年始のあいさつ
日本ではイヴが一番のメインイベントで、なんとなくクリスマス当日を過ごし、それが過ぎると一気にお正月モードに早変わりしますよね。
あの早変わりにはびっくりするよね!
日本で25日を過ぎてから「メリークリスマス!」なんて言ったら、きっと変な顔をされますね。
でもブラジルでは、クリスマス翌日であっても「Bom Natal(ポルトガル語で "メリークリスマス" )」が一般的です。
どのくらい過ぎると言わなくなるのかはわかりませんが、クリスマス翌日の「Bom Natal 」はかなり普通でした。
そして、年末年始のあいさつも違います。
日本では仕事納めやその年最後に会うだろう人には「良いお年を!」
年が明けたら「あけましておめでとう!」と交わすのが一般的ですよね。
ブラジルでは、年末でも年始でも「Feliz Ano Novo(ポルトガル語で "あけましておめでとう" )」と言うのが一般的です。
これを言っておけば間違いないよ〜!
ちなみに… うちの家族は大晦日〜年越しに集まってクリスマス同様夜中まで新年を祝い、翌日1日にもまたお昼を一緒に食べるんだそう。
どうぞお察しください、私の気持ちを。。