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ブラジルで銀行口座を開設したよ – Banco do Brasil(ブラジル銀行)

money 海外文化

 

日本からブラジルへ移住し、ブラジルの4大銀行の一つである Banco do Brasil(バンコ ド ブラジウ)の口座を開設しました。その時のことを振り返りつつ、開設に必要だったものや窓口での口頭確認事項などをまとめました。

他にブラジルの銀行にまつわることもいくつか紹介しています。

必要書類だけパッと確認したい方は目次から飛んで見てね!

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南米・ブラジルの大手銀行

ブラジルの大手銀行(4大銀行)といえば、Banco do Brasil(バンコ ド ブラジウ)、Itaú(イタウ)、Banco Bradesco(バンコ ブラデスコ)、Banco Santander(バンコ サンタンデール)が挙がります。

Banco(バンコ)は ポルトガル語で「銀行」って意味だよ。

この中で日本でも展開しているのは Banco do Brasil のみ。

といっても 東京支店、名古屋出張所、浜松出張所の3ヶ所だけです。

筆者はブラジル移住前、現在(2022.12 記事更新時)は閉業してしまっている五反田出張所の近くに住んでいました。

当時開設していれば移住後にバタバタしなくてよかったのにな.. なんて後から後悔してしまいました。

(余談)日本のお城がモチーフの銀行

リベルダージの駅前にあるお城をモチーフにしたBanco Bradesco

サンパウロの Liberdade(リベルダージ)という街にある銀行。

なんと日本のお城がモチーフになったデザインです。斬新っ!

リベルダージ駅(Japão-Liberdade 駅)を出るとすぐ目の前に現れるので、見逃すことはないでしょう。

リベルダージは日本人街(東洋街)とも呼ばれ、日本以上に日本を感じるような建物やグラフィックアートなどがたくさんあるんですよ。

日系スーパーや日本食レストラン(居酒屋、寿司屋、ラーメン屋など)もあります。

旅行メディア「itta」で執筆させてもらった記事だよ。

よかったら見てみてね〜

ブラジルで働く場合:給与振込口座は誰が開設する?

お金

日本では、給与振込口座は会社の指定銀行で自分で開設する(または開設済みの口座を提示する)のが一般的だと思います。

でもブラジルは違います。

自分(従業員)で開設するのではなく、勤務先企業が従業員のために口座開設してくれるというのが一般的なようです。

他行への振込みは手数料が高くついてしまうので、それを省くために企業側が従業員の口座を開設するんだとか。

それは日本でもそうだよね。だから銀行指定されるんだもんね〜

もし転職した場合は、その都度銀行口座が増えていくという話も聞きました。

そのような一般的と思われることも日本とブラジルとでは異なるので、まさか勤め先が口座開設してくれるなんて夢にも思いませんでした。

そのため、ブラジル現地で仕事が決まった時のブラジル人の主人との会話は本当にチンプンカンプンでした(笑)

給料振り込んでもらうために早く口座開設しなきゃね〜

Eles vão abrir uma conta!(彼らが口座開設するよ)

彼らが開設? はて? なぜ?

当時は今以上にポルトガル語がわかりませんでしたからねぇ…(汗)

Banco は男性名詞だから、主人が言ってる eles は「銀行」を指しているのかな?

abrir? 今の時間、銀行が開いてるってこと? この近くの銀行?

じゃあ、今行く? え、行かないの?? えー……

仮にポルトガル語がわかっても、ブラジルの文化や一般常識を知らないと話が通じないでしょうね。

言語習得をする上で「その国の文化も学ぶのが良い」と言われるのは、このようなところに繋がるわけですね。

ポルトガル語には英語の it みたいな中性を指す指示語はないよ。

主語が人じゃなくて物でも ele(彼)とか ela(彼女)って言うよ〜

補足:自分(従業員)で銀行口座を開設して企業に提示したという友人もいたので、日本スタイル(?)のやり方もあるようです。

Banco do Brasil(ブラジル銀行)開設に必要なもの

お金

筆者は一人で銀行口座を開設することはできないので(ポルトガル語ができないので)、主人と一緒に最寄りの Banco do Brasil へ行ってきました。

口座開設に必要なもの

  • CRNM(外国人身分証明書)
    筆者はブラジルでは「外国人」なので CRNMを提示しますが、ブラジル人であれば RG(ブラジル人の身分証明書)を提示します。
  • CPF(納税者番号)
  • Comprovante de endereço(公共料金の領収書)
    日本では住民票などで身分証明/住居証明をしますが、ブラジルではガス代や電気代などの公共料金の領収書を使うのが一般的です。

そして、どうやらここ数年で外国人身分証明書(CRNM)が変わったらしく、担当してくださった窓口の方がものすご〜く手こずっていました。。

周りの行員も巻き込んで、なんだかオオゴトに…

書類提示以外に、いくつか口頭確認も。

窓口で聞かれたこと

  • e-mail アドレス
  • 電話番号(ブラジルの携帯電話番号)
  • 最終学歴(専攻と卒業した年)
  • 何年ブラジルに住んでいるのか。
    同席していた主人も今のマンションの居住年数を聞かれていました。
  • 誰を Referência(参照人)にするか。→ Referência の名前と電話番号

諸々の登録が無事終了〜。15日程度で銀行カードが自宅に届くとのことです。

パスワードもその場で登録するので、事前に考えて行ったほうがいいかもしれませんね。

筆者はその場で随分考えてしまいました。。

パスワード登録

  • Banco do Brasilでは 6桁と8桁の二種類を登録します。(数字のみ可)

Poupança(貯蓄口座)と Conta corrente(当座口座)

Banco do Brasil(ブラジル銀行)
15日程度で届くと言われて、1ヶ月経ってようやく届いたカード。通帳はなし。

ブラジルの銀行は一般的に Poupança(ポウパンサ)と呼ばれる貯蓄口座と、Conta corrente(コンタ コヘンチ)と呼ばれる当座口座に分かれます。

給与振込やクレジット引落しはこっちとか、デビット引落しはそっちとか、用途によって分かれているようです。

日本語だと「貯蓄口座」「当座口座」と訳されますが、それぞれの特徴も日本とはなんだか違う印象を受けました。

イマイチ理解してないから曖昧に書いておくね(笑)

このとき筆者が作ったのは Poupança の口座で、利用できるのはデビットのみ。

筆者自身が Poupança を選んだわけでも夫が選んだわけでもなく、口座開設の条件で Poupança しか作れなかった記憶があります。

ちなみに銀行によって条件は異なるようですが、Banco do Brasil の場合、Conta corrente は毎月500レアル以上の入出金が必須だとか。

また Ponpança、Conta corrente いずれも口座維持手数料は不要とのことです。

まとめ

ブラジル

実はインターネットでも口座開設できるようです。

でもいくつかある条件の内で「ブラジル生まれですか?」という問いにアウトを食らってしまったので… 店舗窓口まで行ってきたというわけです。

ブラジル人(ブラジル生まれ)だったらインターネットでも簡単に開設できるよ。

開設自体はさほど難しいというわけではありませんが、やはり言葉で躓きますね。

お金が絡むことなので余計に心配になりますし。

言語に不安がある方は、家族でも友達でもポルトガル語が堪能な方に一緒に付いてきてもらうと良いでしょう。

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