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【海外生活:ブラジル編】お葬式に参列してきました

ステンドグラス海外生活
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ブラジルの移民・宗教について

数ヶ月前のことですが、知り合いが亡くなられたのでお葬式へ行ってきました。

ブログネタにするのもどうかな.. と思ったのですが、日本の文化との違いという「情報発信」ということで記事にしようと決めました。

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ブラジルは多くの国からの移民を受け入れているので、それぞれが信仰している宗教も様々です。外務省ホームページ(以下引用元参照)には記載されていないけど、実際にはブラジルに住む日本人や日系社会では仏教を信仰している人も多くいます。

4. 移民
欧州系(約48%),アフリカ系(約8%),東洋系(約1.1%),混血(約43%),先住民(約0.4%)
6. 宗教
カトリック約65%,プロテスタント約22%,無宗教8

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日本では神道や仏教を信仰している人が全体の多くを占めるため、日本における「お葬式」というのはある程度共通したイメージにあるのではないでしょうか。

私も普段 “仏教仏教”したことはあまり意識にありませんが、言われてみればこんな↓感じですね。仏教徒のようです。

日本は統計上、無宗教を自覚する人の割合が多い国である。ただし、無宗教は無神論を意味しないため、習慣的に宗教的行為を行っている人も多い。また家がある寺の檀家であるため、本人の意識にかかわらず統計上仏教徒として扱われている場合もある。
(引用:Wikipedia - 無宗教 )
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ブラジルのお葬式、日本との違いでまずびっくりしたことは、亡くなった24時間以内にお葬式をするのが一般的ということ。お通夜もありません。もし誰かが亡くなったら、ご家族は深い悲しみに包まれながらも超特急でお葬式の手配や準備をしなければならないのです。最期のお別れをする時間も限られているということですね。

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蓮の花

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そして火葬ではなく、ブラジルでは土葬が一般的なようです。遺体をそのまま土へ葬るのではなく、棺のまま地中?にある棚へ納めて、3年後に棺からお骨を取り出してお墓に納骨するようです。

でもこれが全てではなく、日系社会の中では日本と同じように火葬することもあって、そのあたりは信仰している宗教や故人・ご家族などの意向で選べるようです。

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お葬式に参列してみて

今回、お葬式に参列してみて。

故人は生前キリスト教(カトリックなのかプロテスタントなのかはわからないので、ここでは「キリスト教」とします。)を信仰されていたので、おそらくキリスト教スタイルでのお葬式だったんだと思います。

ポルトガル語を話す牧師さんと日本語の通訳さんの二人で葬儀を進行されていました。この通訳さんはおそらく故人と同じ教会の方だと思いますが、通訳をしながら故人を想い、何度も涙を浮かべは声を震わせていたので、ただでさえ悲しいのに通訳さんにつられて涙した人は多かったようにも感じました。笑

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聖人

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葬儀の初めに参列者みんなで賛美歌を歌いました。「いーつくしみ深ーき、主の手にひかれて〜」っていう日本の結婚式(教会式)でもよく使われる歌でしたが、他3曲は聞いたことがなかったので歌詞カード(っていうのかな?)を目で追いながらなんとなく口ずさむ程度。

日系社会とはいえ日本語よりポルトガル語をメインで話される方も多いので、賛美歌を歌う声も日本語とポルトガル語の両方が聞こえてきました。

あと、「いーつくしみ深ーき〜」から始まるこの賛美歌は、結婚式でもお葬式でも流す歌なんだなーと。以前(日本の)結婚式場で働いていたこともあったので、その時にもよく流れていました。

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喪服・香典について

事前に「ブラジルには喪服はないから服はなんでもいいよ!」と聞いていたものの、それでも黒っぽい服が良いのかと思い、全身黒の格好をして葬儀場へ向かいました。さすがに艶やかな色合いの服を着ている人はいなかったものの、柄物のワンピースやジーンズといった比較的普段と変わらない服装をされている方がほとんど。

故人はラジオ体操クラブに属していたので、そのご友人たち(2030人くらいいたかな)はクラブの白いジャージで揃えて参列されていました。「確かに昔の喪服は白だったしな〜」なんて思いながら、ガラスに映った真っ黒な自分の姿を見て「これは失敗だったのかな…。」なんて思ってみたり。

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お花のコラージュ

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故人が眠る部屋の入り口に記帳台が設置してあって、日本ではそこで記帳をして御香典を渡すっていう流れが一般的だと思いますが、ブラジルでは香典自体が一般的ではありません。

今回は日系の方が多いということで “お気持ち” として渡す方もちらほら見かけましたが、全員が全員手渡しているようには見えませんでした。

そんなところをチェックしている私もなんですが…。

記帳台があるだけで受付係という人はいないので、香典を渡す場合は故人のご家族に直接手渡します。

香典袋は日本と同じものを使っている方もいたり(日本用品を扱うお店もあるので、ブラジルでも入手可能。)、手紙を書いて入れる普通の封筒を使っている人もいたりと、そもそも香典文化が一般的ではないので袋も決まったものはありません。私たち夫婦もその後者でした。.

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気軽に誰でも参列できる

日本でも故人とお別れをしたい人は基本的に誰でも参列することができる(と思う)のでその辺は同じですが、ブラジルでは服装も香典も決まったものはないので、純粋に故人とのお別れをしたいという人は誰でも気軽(という言葉はふさわしくないような気もしますが…。)に葬儀に参列できる、そんなイメージを受けました。

葬儀後に火葬されるというのも日本と変わりませんが、火葬場へは故人のご家族だけと決まっているわけではなく、最期の最期までお別れしたいという人は誰でも行くことができるようでした。

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教会

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故人は日本人で、キリスト教を信仰されていました。ここに書いたことが『ブラジル式のお葬式』なのかというとそうではないと思います。移民(移住)や国籍、信仰している宗教など、ブラジルで暮らす人々のバックグラウンドは様々なので、それだけいろんなパターンがあるのではないかな?と思います。

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ちなみに「ご愁傷様です」はポルトガル語で「Meus sentemente」と言います。

葬儀場へ到着するまで何度も繰り返し口にしていたにも関わらず、うまく言えないものです…。日本語で言っちゃったし。

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あまり重ねたくない経験ではありますが、私にとって異国文化を知る貴重な時間でもありました。

ご冥福をお祈りいたします。

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