ブラジルは一年中暑い!なんて常夏のイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。
一応四季はありますね。ブラジルは日本の約22.5倍もの面積をもつ大きな国なので、地域によって気候が異なるのも特徴です。
筆者はブラジル南東部にあるサンパウロ在住。ここではサンパウロの気候を中心にお伝えしていきますね。
ブラジルと日本は季節が正反対!
ブラジルに限らずですが、南半球の季節は日本とは反対です。
ブラジルももうすぐクリスマスを迎えますが「ホワイトクリスマス」なんて夢のまた夢でしょうね。
ブラジルのクリスマスは夏だよ!
そして(日本の)12月のバタバタ感。あの師走の雰囲気はまったくと言っていいほど感じません(笑)
さて、「ブラジル」「夏」「いつ」で検索してみると、こんな感じ。
ブラジルの夏は日本の(北半球の)冬至から始まります。
筆者はブラジル在住なので、パソコンの時刻設定は当然ブラジルタイム。
「夏至」と調べると、ブラジルの夏の開始日と同じ日が表示されます。
そりゃそうだよね。
夏至は「夏に至る」という言葉の通り、本格的な夏の始まりを意味し、気温が上がってくる時期です。
引用元:HOME ALSOK 研究所
日本では「暦の上ではまだ夏じゃないけど、もう夏だ!」とか「梅雨明けしたら夏!」とか言いますよね。
でもブラジルでは体感云々ではなく、夏至をもって「夏が始まった」と言います。
そして、夏至を迎えるまでは頑なに「春」というのです。
ブラジルへ移住して4年目になりますが、この感覚は未だに慣れませんね。
冬も同じで、冬至を迎えて「冬だー!」って言うよ。
今(12月上旬)はもう十分暑いし、夏特有の嵐のような大雨も始まっています。
先日、アパートの住民とエレベーターで一緒になった時に「夏が始まりましたね〜」なんて言ってしまいましたが、夏至は来週なので、ブラジル人的にはまだ「夏」ではなかったかもしれません(汗)
辺りが真っ白!夏特有の激しすぎる通り雨
この2枚の写真は筆者の家から見える景色。
晴れの日には大きなビルがそびえ立つ様子が窓から見えますが、一度雨が降ると辺り一面が見えなくなるほど(雨で)真っ白になります。
激しすぎて思わず笑っちゃうくらい(笑)
でもまぁ笑いだけで済めばいいのですが、この激しい雨のせいで水害も多くなるので、夏は怖い季節でもあります。
ブラジル人は雨がお好き?
筆者の周りのブラジル人は「雨が好き」と言う人が多いです。
個人的には雨は好きではないので不思議でしたが、「空気がきれいになるから」というのが大半の理由。
そう、サンパウロの大気汚染は非常に大きな問題なのです。
サンパウロ市では結核やエイズ(AIDS)で亡くなる人の数よりも、大気汚染の影響で亡くなる人の数の方が多く、大気汚染の少ない都市に住んでいればもう少し長生きできたかもしれない人が毎年4千人近くにのぼる。
引用元:ニッケイ新聞
ザーッと雨が降って止んだ後、空気がきれいになったのが目で見てわかるほど。
結構前の記事だけど、サンパウロの大気汚染についてよく書かれてるよ。
まとめ
サンパウロの夏は日本と比べて温度は高いですが湿度はそれほど高くならないので、とても過ごしやすいです。
やはりお空がピーカン、青空が広がっているとそれだけで気分が晴れやかになりますね!
そんな夏の到来が今から楽しみです♩
ブラジル式だと夏至から夏だから、今はまだギリギリ春だよ〜