慣れないひとりでの外出
新年を迎えて、早くも1ヶ月が過ぎてしまいましたね。私のブラジル生活も2年半を迎えたわけですが、なかなか現地の生活に馴染みきれなく、やきもきしていたり…。(ある時は馴染むことすら諦めていましたが。)
さて。新年ですからね、いつものごとく『今年の目標』をいくつか考えたわけですが、そのひとつに『(いい加減)ひとりで外出することに慣れる』という、日本にいたらあまり考えられないような… そんな目標を掲げました。
私を知っている日本の家族や友達が聞いたら驚いてしまうかも。
大げさかもしれないけど、いや… 確かに大げさなのかもしれないけど、『ブラジルは怖いところ』『危ないところ』という先入観に加え、現地人、ブラジル人である主人から「ひとりで出かけるのは危ないよ!」と言われ続けまして…。
その結果、なんともまぁ大事に、過保護に育てられ?てきたので、本当に指折り程度でしかひとりで外出したことがありませんでした。そう、"ちょっとそこまで" ができずにいたのです。
ただ、それでは今後生活していくのに困るので(今までも困っていたけど)この目標を立てた次第。
いざ、お一人様!
おでかけと言ってもスーパーや薬局、Feira(フェイラ)と呼ばれる青空市場(ヨーロッパでいうところのマルシェ?)パン屋など、その程度ですけどね。徒歩圏内。
おでかけというか、おつかいレベル。
さて、こちらに貼ったのは、最近よく見ているYouTuberでミュージシャンの井上ジョーさんのチャンネル。おもしろおかしく、興味深いなーって動画がたくさんある中で、これは日系人同士がお話している回です。
少し長い動画だけど、あらゆる部分にブラジルでの危険な話が散りばめられています。。そして、路上で銃を突きつけられる話(11:20くらい〜)を聞き、「外出前に見るんじゃなかった…。」って本当に後悔しました。笑
面白いので、お時間のある方は見てみてください。ブラジル・サンパウロ、日系文化のことがわかると思います。
はじめてのおつかい
2021年も早いもんで、もう2月。お一人様おでかけ改め、おつかいの "練習" を始めて1ヶ月が経ったわけですが、人間、成長するものですね。
だんだん慣れてきたよ!
それでも、"はじめてのおつかい" 初日はドキドキがハンパないので、余計なことが起こりませんように… 余計な会話をせずに終わりますように… の一心だったにも関わらず、そうゆうときに限って何かが起こるんですよね。不思議。笑
スーパーでは、キャッシャー(レジ)の反応が悪くてすごく時間がかかったり。バナナを買うのを目的に行ったFeiraでは、肝心のバナナ売りが不在…。向かいのお店の人に「バナナ買いたいんだけど、どうしたらいいのさー?」と尋ねると、遠くにいたバナナにーさんを大声で叫んで呼んでくれたり。
そして、やっとありつけたバナナ屋では「プラス何本にするから、いくらはどう?」なんていう軽い交渉をされたりとか。
"交渉"ってレベルのものではないけど。
大したことのない本当に些細なことであっても、"はじめてのおつかい" にとっては盛りだくさんな内容でした。
今となればなんでも経験!と思えるし、様々な状況もある程度想定できるようになりましたね。何を聞かれて何を答えなければいけないとか、買い物のイロハもなんとなーくわかってきたかな。
ブラジル生活が2年半を過ぎ、今になってようやく少し成長したかなーとは思うけど、基本的にお一人様行動は徒歩圏内のみ。遠くへのおでかけはまだまだ過保護な状況だけど、新年に立てた今年の目標は早くもひとつクリアした気がします。ノロノロだけど、一歩一歩。