日本からブラジルに移住して大変なこともたくさんありますが(それについてはたくさん記事がありますが。笑)良いこともあります。
その一つが健康茶である「マテ茶」がとっても手軽に楽しめるということ。ブラジルにおけるマテ茶のポジション(?)は、日本でいうところの緑茶や麦茶なんかと同じだと思います。国民に愛されている伝統的なお茶ですね。(砂糖を入れて飲む人も多いけど。)
今回はそんな健康茶である「マテ茶」について紹介します。
とにかく甘いブラジルのお菓子
「海外のお菓子は甘い!甘すぎる!」とよく聞きますね。ケーキやチョコレートをはじめとするお菓子の甘さは、ブラジルもなかなかなものです。
繊細さに欠けるというか…。
日本にいる時も甘いものは大好きと言えるほどではなく、それでも仕事中なんかにはチョコをつまんだりもしていました。でも、ブラジルの甘さは本当に無理!体が痺れるくらい甘い!!
そしたら、ブラジル人である主人やその家族の集まりでも「あの子はお菓子が嫌い」と言われるようになってしまいました。いやいや、お菓子は好きなのよ。でもどうにもこうにも甘すぎて。
こちらの写真は Festa da Família(フェスタ・ダ・ファミリア)という家族パーティーでのデザートタイム。手作りであっても、ブラジル人が作るものは市販のものと変わらず、とにかく甘い!砂糖袋ドバーっと入れて、甘けりゃ甘いほどOK!みたいな感じがします。(毒吐いてすみません。笑)
本題から外れちゃった。でもめっちゃ甘いんだよ…。
「マテ茶」の味は?
日本でもコカ・コーラ社の「太陽のマテ茶」をはじめとするマテ茶商品が売り出されていますが、スッキリとした飲み口の “あの”マテ茶をイメージしてペットボトル入りのマテ茶を買ったときのこと…。
あの裏切られ感はひどかった!笑
甘いと思って飲めば美味しいんですが、スッキリした飲み口をイメージして口にしたもんだから、お口の中がびっくり仰天!初めてアメリカで緑茶を飲んだ時のような衝撃!(私にしかわからない例えかもしれないけど… その時もめちゃくちゃ甘くてびっくりしたんです。笑)
このペットボトルのマテ茶はあれです。日本でも売られている甘味料入りの紅茶のような感じですね。味を想像して落ち着いて(?)飲めば美味しいです。
猪木残念!マテ茶にまつわるこんな話もあるみたいですね。笑
1970年代、アントニオ猪木が「アントンマテ茶」として売り出し、日本に定着させようとしたが失敗した。 日本では永らくマイナーなお茶であったが、2012年から日本コカ・コーラにより「太陽のマテ茶」が販売されたことにより、徐々に認知度が高まっている。
引用:Wikipedia(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%86%E8%8C%B6)
マテ茶の老舗はライオンマークの「Leão」
ブラジルのスーパーの「マテ茶」売り場はこんな感じです。マテ茶の老舗Leão(ライオン社)の商品がずらりと並びます。オレンジがベーシックなマテ茶(ローストマテ)で、オレンジ以外のパッケージはマテを使ったフレーバーティー。最近はフレーバーティーも色々と試しています。
ブラジルにはスパイスやお茶、豆、粉物、パスタなどを量り売りしているお店も多いです。そこにも様々な種類のお茶やハーブが量り売りされているので、パッケージものより安く買うことができます。まとめ買いをすることもちょくちょくあります。
日本では高いイメージのあるお茶っ葉も安く買えるのがブラジルの良いところだね。
日系スーパーに行けばゴクゴク系の定番である日本の麦茶も売っていますが、輸入物なのでお値段は高め。麦茶らしからぬお値段なので、残念ながら一度も買ったことはありません。
麦茶感覚!ゴクゴク飲めるマテ茶の味わい
いつも買っているのはオレンジのパッケージが可愛いベーシックなマテ茶。ティーパックではなくて、お茶っ葉タイプです。ちなみに、1箱 R$10ちょっと(日本円換算で約280円)かな。
日本の感覚(私の感覚)でいうと、煮出したマテ茶は麦茶のような感じでゴクゴク飲めるスッキリとした味わい。我が家では毎日のように沸かしてポットに常備しています。ホットでもアイスでも美味しい!もちろん砂糖なしで飲みます。笑
マテ茶自体には気になるほどのクセはないのでハイビスカスやミント、シナモンなどを加えて楽しんだり、ジムに行くときマイボトルに入れて持参したりと(スポーツに適しているかはわからない)、ほぼ毎日ゴクゴク飲んでいます。
「飲むサラダ」と言われるブラジルの健康茶
日本に「日本マテ協会」なるものがあるんですね!マテ茶の栄養素や効能について、とても詳しく書かれています。
「飲むサラダ」と言われるように、ポリフェノールのひとつであるフラボノイドを多く含み、緑黄色野菜不足の方に特にお勧めです。
引用:日本マテ茶協会(http://www.matecha-kyokai.jp/study.html)
ふむふむ。
カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄分、食物繊維を豊富に含むマテ茶は、南米特有の肉料理中心の食生活で、慢性的な野菜不足を補って余りあるバランスの良い健康効果を長年の実績で証明しています。
引用:日本マテ茶協会(http://www.matecha-kyokai.jp/study.html)
マテ茶は「飲むサラダ」とも言われるくらいたくさんの栄養素が含まれているようです。肥満予防、糖尿病などの生活習慣病などを予防する効果も期待できるとのこと。生活習慣病を抱える日本人は多いですし、みなさんこぞって飲んだ方がいいですね!
ゴクゴク系のお茶として挙がる麦茶とは栄養素も効能も異なりますが、マテ茶のような健康茶を手軽に楽しめる環境にいることが嬉しいです。
日本へ(いつか)一時帰国するときは、このLeãoのマテ茶の少量パッケージをたくさん買って、家族や友達にお土産にするつもり!可愛らしいキューブのパッケージを初めて見たときから決めていることなんです。笑