お部屋の窓・基本装備
日本の多くの住宅にはお部屋の窓に「網戸&網戸サッシ」が付いているのが一般的だと思いますが、ブラジルでは網戸自体が日本のように基本装備ではないので、網戸がなければ、当然網戸サッシはあるわけもなく。
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以前、網戸を作った際にはサッシになるようなレールも Do It Yourself!しました。DIY。.
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全てのご家庭がこうなのかはわからないけど、少なくとも我が家はこの写真のようにどの窓にもカーテンレール&網戸サッシは付いていないです。
リビングの窓以外は雨戸?シャッター?的なのが付いていて、左右開閉のガラス窓に加え、手前(室内側)には観音開きのガラス窓が付いた三重窓。
マンションの4階(日本でいう5階)で外から覗かれるような環境でもないので、カーテンがなくても気にしていないっていうものあるけど…目隠しになるようなひらひらカーテンも付けていないです。
本音をいえばインテリア的な意味も含めてカーテンは付けたいんですけどね。なんせ観音開きってのが曲者!
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でも、さすがにリビングにはカーテンを付けています。
カーテンレールは(備え付けでは)ないので、壁にドリルで穴を開けてカーテンポールを取り付けます。カーテンはポールに通すハトメタイプ。
ホームセンターやインテリアショップなどでは、日本でもよく見かけるカーテンレールやシェード、ブラインドなども売っていますが、割合的にはカーテンポールの方が多いようにも感じます。
既製のカーテンもポールに通せるようなハトメや輪っかを付けるタイプなどを多く目にするような。
(画像引用:sangetsu )
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カーテンを作ってみた
引っ越してきた時から付いていた(旦那がずっと使っていた)カーテンは好きじゃなかったんですよね!笑
それがタイミングよく?ポールが外れて落ちたんです。
そもそも壁に付いているポールは壁が壊れかけて少しぐらついた状態で、且つカーテンは重い生地のタブタイプだったので開閉もスムーズではなく。
ポールに余計な力を与えないようにと、カーテンの開閉だけでどれだけ気を遣ったことか。笑
しかし、そんな気遣いも虚しく落ちるっていう…。
心の中でこっそり喜んでしまったのは内緒です。
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「これを機にカーテンを新調しよう!」とホームセンターへ向かうも、なかなかコレ!というものに巡り会えず…。
「なんなら作ってしまおう!」と、今度は Centro の近くに位置する問屋街『25 de Março』へ行ってお気に入りの生地を買ってきました。
カーテン作りは初めてでしたが、案外簡単なもので。生地が大きいから大変なだけで基本的には直線縫いすれば良いだけだし、1.5倍ヒダを作ったりハトメも付けたけど、いずれも見た目ほどには難しくなく。
好きな生地で、しかも既製品より随分とお安く仕上げることができたので大満足です。自己満感も強い!笑
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ブラジル生活にほんの少し慣れて、思うこと
日本からブラジルへ渡って早9ヶ月。(本当に早くて焦りすら…。)
カーテン然りですが、日本にいたときは欲しいものはある程度なんでも手に入っていたし、欲しいものが少しくらい高かろうと購入して満足していましたが、ブラジルでの生活では欲しいものを何でもかんでも買ったり、汚れたからってすぐに買い換えたりとかはしなくなりました。
もちろん日本と同じようなクオリティ(日本での“普通”の生活)を求めれば、日々の生活にしろ食事にしろ、家具や日用品などなどなど同じような生活環境を手にすることはできますが、生活の感覚?や金銭感覚/物価などを考えると、同じクオリティを求めるならば日本にいるときよりお金はかかると思います。
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でも、多少なりともクオリティを下げるというか、我慢できる部分や「これまだ使えるじゃん」みたいな感覚、今までなかった『モノを大切にする感覚』は日本にいるときより持っている気がします。確実に無駄遣いはなくなりました。
日本にいたら気づけなかったことかもしれませんが、幸福感を得る感覚が変わったのかもー!とも思ったり。「好きなもの、欲しいものを買ったら幸せ♡」っていうのはなんだか違うなーとも思ってしまいます。
まぁ個人の考えや環境の違いもあるので、↑と違った考えを否定するわけではないです。あくまで今の私(の環境で)は…というお話。
とは言いつつ、欲しいものをすぐに手に入れることができないこの環境に、ど!ん!な!に!ストレスを感じたことか。笑
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↑若干矛盾しているけど(笑)、少しずつ新しい環境に慣れてきたのか、慣れざるを得ないのか…って感じですが、『モノを大切にする感覚』はもしかしたら忘れていた感覚なのかもしれないけど、なんだか新しく芽生えた感覚だったり、嬉しい気持ちの変化のような気もしています。
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