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【ブラジル】仏教寺院での法事に参加してきたよ

お寺 宗教 海外文化

筆者は日本からブラジルへと移住し、現在サンパウロに住んでいます。

少し前になりますが、主人側の家族の法事があったので仏教寺院に行ってきましたよ。

さてここでは、ブラジルのお寺で法事をしてもらった時のことと、ブラジルの宗教などについて少しお話しします。

そう!ブラジルにも仏教のお寺があるんだよ。

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ブラジルの宗教

十字架 宗教

ブラジルにおける宗教の割合は、外務省のサイトによるとこんな感じです。

この統計に仏教は入っていないんですね。残りの5%に含まれるのかな?

カトリック約65%、プロテスタント約22%、無宗教8%(ブラジル地理統計院、2010年)

引用元:外務省

ブラジルでは町の至るところに(主にカトリックの)教会がたくさんあります。

見ている限りではミサの日ではなくても、教会を訪れて祈りを捧げている人が多い印象。

気軽に入ることができるからミサを見学したこともあるよ。

日本でも寺社や小さな社など含め、神様を祀っている所が多くありますしね。

教えは違えど、信じるものや守ってくれるものが近くにあるというのは心の平安をもたらしてくれるのでしょう。

日本にもお地蔵様とか地域を守ってくれてる神仏とか、いっぱいあるもんね!

サンパウロ・リベルダージにあるお寺

日本の伝統的な仏教には、「十三宗五十六派」が存在します。
「十三宗」とは、法相宗律宗華厳宗真言宗天台宗日蓮宗浄土宗浄土真宗融通念仏宗時宗臨済宗曹洞宗黄檗宗のことです。

引用元:平安祭典

こんなにたくさんの宗派があるんだね。

さてさて、ブラジルのサンパウロにも立派なお寺があるのです!

こちらは仏教、曹洞宗のお寺。

何度かお寺の前を通ったことがありますが、外から見る感じでは立派さがあまりわからないかもしれませんね。

いざ!お邪魔します!

どどーん!

ブラジルのお寺での法事の様子

仏教 白象

筆者の主人はブラジル人ですが、そのご家族やご先祖様は日本にルーツがあります。

家族のメンバーごとで信じる宗教が違ったりもしますが、今回は日本からブラジルに渡ったご先祖様(日本人)の法要なので、仏教式で行われたんだと思います。

初めて訪れたブラジルのお寺。

もう一つ初めてだったのが、合同法要というスタイル。

複数の(知らない)ご家族もお寺に集まっていました。

合同法要って初めてだったよ。

お寺の中には白い象が。

象はタイやインドあたりの神様のイメージがあったので「何の神様かな?」と思っていましたが、仏教なんですね。

象は、畏敬の対象として仏教では大切にされてきました。
そのなかでも、色素が欠乏して白色で生まれた象は、非常に神聖な生き物とされています。

引用元:みんなが選んだ終活

日本でも宗派によって法要の仕方も異なりますし、ここでは筆者が今までに経験した法要とは異なる点を紹介します。

(日本でお世話になっているのは曹洞宗のお寺さん。ブラジルのこのお寺と同じ宗派ですが、違いがありました。)

  1. 法要の中でお坊さんが仏様(仏の像)に水をかけていた。
  2. 参列者が行うお焼香は2回(二巡)。
  3. お坊さんが参列者の肩をお経本で叩く!

3.の様子はまさにこの写真のような感じ。

お経をナムナム唱えてもらった後に、バシっと叩かれます。

周りの人も言ってたけど、かーなり強めだったよ(笑)

法要では筆者は最前列の端に座っていたので、これら2.3は全て一番手として行うことに。

お焼香は日本でも経験があります。

でもお経本でバシッ!と叩かれるのは経験がなかったので、先に誰かがしているのを見て雰囲気を掴みたかったですが…言われるがまま進むことに。

終わってみて思うのは、なんだかパフォーマンス性のある儀式だったな〜と。

あとは、お経を読むお坊さんの声が少し攻撃的に感じたので、なかなか耳を傾けられなかったこと。

日本でお世話になっているお寺さんは優しく心地のよい声なので、そのギャップというか。。

「ブラジルは」というより、お寺やお坊さんにもよると思うから何とも言い難いけどね。

余談

法要の最後には有難いであろうお言葉を話されていましたが、ポルトガル語だったため、ほとんど理解できず。

実はその最中、目の前を10センチ強の極太イモムシ君が悠々自適にお散歩をされていたので…正直それどころではありませんでしたけどね。

こんなタイミングで現れるとは…「神様なのか?」とも思いましたが、ビビりすぎて結局その姿を崇めることはできませんでした。

想像しただけでも気持ち悪さが蘇ってくる…。

そして、先にも述べた通り合同法要でしたので、他所のご家族もご一緒。

その中にはアジア圏の人ではなさそうな方もいて、でもその方達の方が日系の筆者の家族よりも明らかに熱心な仏教徒でした。

個人的にあまり熱心な仏教徒に出会ったことがないせいでしょう。

しかも「ブラジルで」というのがあったので、思わず感心してしまいましたね。

ピュー研究所による2010年の仏教徒の割合図(引用:Wikipedia 仏教

そして、日本以外で経験することがないと思っていた仏教式の法要にブラジルで参加できるとは!

とても貴重な経験になりました。

こちらのお寺ではお正月や雛祭りなどのイベント?で一般公開される日もあるようなので、タイミングが合えば行ってみるといいかもしれませんね。

合掌〜!

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