.婚姻手続きの予約?
さて、苦労して準備した諸々の書類を持ってCartório(役所)へ申請に向かうわけですが、ここでも日本での婚姻手続きと異なることが!
日本のように婚姻届けを持って「いざ!」と役所に行けば順次受け付けてもらえる…わけもなく、ブラジル式で入籍(役所での婚姻手続き)するにはまず予約を取る必要があります。
「予約ってなんやねん!」って思わずつっこまずにはいられませんでした…。笑
はい、この写真はCartórioで手続き真っ最中!
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書類取得の苦労話は↓こちら... 笑
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婚姻予約(婚姻申請)について
“手続きをするための”予約が必要ということにも驚き、更には、当事者2人だけで役所へ行っても予約は取れません。
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- 日本語⇄ポル語の公認通訳者
ポルトガル語が堪能であれば不要。 - Padrinho(パドリーニョ)と Madrinha(マドリーニャ)
私たちの結婚を証人してくれる大切な人達のこと。本来、PadrinhoとMadrinhaはプロテスタントでは教父や教母、または名付け親のことだったりするのですが、現代?では必ずしもそうでなくて良いようです。
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役所での婚姻手続き(のための手続きも含む)には、こちら↑3名にも一緒に来てもらう必要があります。
書類準備の段階で何度も出直しを食らったので「ここでもそうなるんじゃ…。」と旦那とそわそわしていましたが、何事もなくすんなりと受理してもらえ、ホッと安堵のため息をついたのを覚えています。
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申請書、誓約書への記入は通訳さんに翻訳してもらい、内容を理解しながら進めました。誓約書には「財産」についてたくさん書かれていた印象。ただ、日本の婚姻届を見たことがないので比較はできませんが。
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婚姻する前の財産はあなた/彼のもの!婚姻してから得た財産は二人のもの!
これが何度も繰り返し書かれていたような。
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もうひとつ驚いたのが(ひとつと言わず驚くことはたくさんあるけど。)婚姻手続きをする日、すなわち結婚記念日は自分たちの好きな日を選ぶことはできません。
「◯◯の記念日だからこの日にしよう♡」とか、末広がりでめでたいから◯日!とか、"いい夫婦の日"にするとか、そうゆうワクワクする決め方はできなく、土曜日の午前中にしか婚姻手続き(入籍)はできないのです…。ブラジル全土がそうなのか、サンパウロ市がそうなのかはわかりませんが、私達の管轄である役所はそうでした。
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窓口で「婚姻手続きの当日は 9:07に来てね!」となんとも中途半端な時間を伝えられ(笑)ブラジリアンジョークなのかと思い、みんなで笑っていたのですが、
あとで予約の半券のような書類(左の写真)を確認したら
本当に 9:07 に予約されていました!中途半端すぎるでしょー!笑
(書類に書いてある “HORARIO”は「時間」という意味)
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ブラジルの「ナシ婚」事情
日本でも結婚式や披露宴を挙げない「ナシ婚」カップルが珍しくなくなってきていますが、それはブラジルでも同じようです。
ブラジルで結婚式や披露宴を挙げない理由はお金の問題が大きいようで、その辺はどこの国も同じですね。て、日本とブラジルしか知らないですが。
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それに、
ブラジルは日本のようなお祝儀や会費制文化は一般的ではないんです。。
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結婚式などに掛かる費用は全て新郎新婦持ちになるので、式を挙げたくないっていうカップルの気持ちはすごーくわかる‥。
以前習っていたポルトガル語の先生も「結婚式?してない、してない!お金もったいないでしょ!それだったら旅行に行くよ〜」と‥。ですよねー。
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おそらくそうゆう「ナシ婚」カップルだと思うのですが、婚姻予約の手続きに家族揃って来ているカップルも多く、予約が完了した時点で「おめでと〜!!」とお祭り騒ぎ!
あ。でも、ナシ婚カップルだからなのか、ブラジルではこれが当たり前の風習なのかは定かではないです。日本では役所で騒ぐなんて有り得ないですが(笑)こちらではみんな幸せそうでいいな〜と思いつつ、文化の違いに驚いています。
でもまた、それも楽しい!
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