日本からブラジルへと移住し、永住権(居住許可)申請に臨んでいるわけですが、これがまた!スムーズに進まない。こんなにも試練を与えてくれなくてもいいのにな…(泣)
さてここでは、不法滞在に怯えつつ観光ビザの二度目の延長申請をしたこと、またそこに至った経緯もちょろっと含めて紹介しています。
スムーズに進まない現地での永住権申請手続き

日本からブラジルへ移住ですが、まず最初は観光ビザでブラジルへと入国。
その後、ブラジルで婚姻 → 永住権(居住許可)への切り替えを目論んでいましたが、なかなか永住権申請をするまでに至れず。苦労を重ねます。。

観光ビザでブラジルに滞在できるのは90日間だけだよ。
筆者はこの期間中に永住権申請にかかる手続きを全て終えることができませんでした。
そのため、観光ビザを延長することに(一度目の延長)。
3ヶ月間の観光ビザ延長許可が降りた後、まさかのまさか…
次なるトラブルに見舞われてしまいました(泣)

ここまでのお話はこちら〜
万が一、不法滞在になってしまった場合

トラブルというのは、永住権申請の際に日本で取得してきた犯罪履歴証明書の有効期限が切れてしまったこと。
そのため、ブラジルにいながら日本の警視庁へ犯罪履歴証明書を発行してもらうよう取得申請しなければいけなくなったのです。

それについては前回の記事にも書いてるよ。
しかも申請から新しい書類(犯罪履歴証明書)を取得するまでに、なんと2ヶ月以上もかかってしまうようで。

待ってる間に延長してもらった観光ビザの期間切れちゃうんだけど…。
なんとも堂々巡りな…。
永住権申請には犯罪履歴証明書の提出が必須だし、なければ永住権申請はできない。
でもその到着を待っていると、ビザが切れて不法滞在になってしまう。
不法滞在にならないように永住権を手に入れるのに。
えー。
不法滞在に科せられる罰金
確認しました。
万が一、不法滞在になってしまった場合、罰金は1日につき R$100 とのこと。
単純に(当時のレートで)換算すると日本円では 1日につき 3,000円程度ですが、現地の通貨感覚だと10,000円くらいの感覚になるのでは?

高いー!払いたくないー!
不法滞在を免れる唯一の方法

Polícia Federal(ブラジルの連邦警察)に永住権申請に行った際(その申請は受け付けてもらえませんでしたが…)、窓口で言われたのです。

もしビザの期限内に手続きできない場合(書類が取得できない場合)は、ビザの期限が切れる前にまた延長申請してね!
ちゃんと指南してくれるので有難い。
滞在可能期間は入国日から数えて90日間、さらに滞在される場合はブラジル連邦警察(POLÍCIA FEDERAL)の判断で延長手続きが可能です。ただし、滞在合計日数は過去12ヶ月間に180日を超えてはなりません。
引用元:在東京ブラジル総領事館
(↑)このようなことも書かれていましたが、筆者の場合、観光ビザでの滞在合計日数が180日を超えてしまうけど、Polícia Federal 判断で延長手続きが可能ということなのでしょうか。
一度目の観光ビザ延長とは違い「あちこち旅行したいから!」など、そのような理由では延長申請は受け入れてはくれないとは思います。
他の機関で手続きしているけど、間に合わないから延長する!が前提だと解釈していますが、合っているかな?

ご指南通りに行っくぞー!
観光ビザ延長申請を受け入れてもらえなかった件
そして、二度目になる観光ビザ延長申請に向かいました。
手元にある観光ビザの期限が【1月4日まで】だったので、期限が切れる前の【1月2日】に Polícia Federal へ向いましたが…

有効期限内だからまだ手続きできないよ〜!
と、ひと蹴り。えー。

ビザ、明後日切れるんだけど…。
この場合、手続き可能なのは有効期限が切れるその日(1月4日)からとのこと。
4日以降も手続きは可能ですが、いわゆる "不法滞在" の期間に突入しているので、その場合は当然罰金支払いも命じられることになります。
ただ "不法滞在になる" ということを強く言われる感じはなく、「もし過ぎたらお金を払ってね」という感じでしたね。
何も手続きを取らずにいる場合は別だと思いますが、きちんと手続きを踏んでいる場合は、たとえビザの期限が切れてしまっても強制送還されることなどはないようです。

罰金払えばそれでオッケ〜!
(そんなふうに感じました)
二度目の観光ビザ延長申請・手続きに必要なもの

さて。
二度目の観光ビザ延長申請には何が必要なのかわからなかったので、前回(一度目の)延長申請をした時と同じ書類を準備して行きましたが、不要でした(笑)
ブラジル人である主人が窓口で状況を説明してくれ、そこで用意された "Declaração de endereço eletrônico e demais meios de contato" という誓約書?に必要事項記入とサイン。

ちなみに、必要だったものはこれだけ。
ビザ延長(2回目)に必要だったもの
⚫︎パスポート :提示のみ
⚫︎ビザ延長申請料:R$100
⚫︎窓口で用意される書類にサイン等をする(氏名、住所、メールアドレス、両親の名前などを記入)
申請当日&事前の支払いは不要。申請後に支払えばOk!
窓口で支払い用紙をもらうので、それを使ってのお支払い。
ちなみに延長申請をしたのは【1月4日】で、支払い期限は【2月2日】。申請時にビザの期限が切れている場合は、そこに罰金(1日につきR$100)も加算されるようでした。

すぐに名前が呼ばれ、先ほどの書類に記入した諸々の情報が明記された別の書類(2種類×2)にもサイン。
部屋を移動して手の10本指の指紋を採取され、手続きが終了!

手続きにかかった時間は全部で30分くらいかな。
ビザ延長の窓口は二回とも空いていたので、受付カードを取って待つということすらありませんでしたね。
指紋を取った後、担当者に「はい、終わり!チャオ〜!」と笑顔で言われて部屋を出たはいいですが、再延長についての追記がパスポートには何もなく。
これでのんきにチャオ〜と帰っていいものか不安になってしまったので、先を急ぐ主人の足を止め、もう一度手元の書類すべてに目を通してもらうようにお願い。
再度申請窓口へ向かい担当者に質問しましたが、やはりパスポートへの追記はされないままチャオ〜!
今回は一回目の延長申請ではしなかった指紋採取までされたので、これでいいのかな?

不安は残りつつも、観光ビザは更に60日間延長することができたよ!
まとめ


まだ先は長そうだけど、やっと永住権ゲットのゴールが見えてきた気がするよ。
スムーズにいかないブラジル現地での永住権申請の道のりですが…、無事にブラジル滞在も保証されたので(二回目のビザ延長ができたので)申請中の犯罪履歴証明書が届くのを待って、次の手続きに進みたいと思います。
この後すること。覚書。
1. 犯罪履歴証明書が日本からサンパウロの領事館に届くのを待つ。
2. 1を待っている間に期限が切れてしまう「婚姻証明書」を再取得する。(永住権申請に必要な書類の一つ)
3. 何度目の正直になるのか。永住権申請をする。

永住権申請について
"まとめ記事” にはなっていないので、悪しからず。。
スムーズに行かずトラブルが絶えないので、都度記事にしています。
これらの経験も含め、少しでもお役に立てると嬉しいです。
次はいよいよファイナルだー!