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国際結婚ってなんだかかっこいい響きがするけど(ん?しない?)ぃゃー‥実際問題、めんどくさいだけですね。それに、何かにつけてお金もかかる。
私たちの環境、状況はこんな感じです。
- 私:日本人(日本国籍) 彼:ブラジル人(ブラジル国籍)
- 日本では婚姻届未提出
- ブラジル式で婚姻 → その後、日本でも婚姻
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ネットで検索したり(色んな方のブログ記事を見たり)や知り合いに聞いたり、だーれに聞いても『日本で婚姻→ブラジルで婚姻』の方が手続きが簡単と言うのですが、何故か彼は自信を持って「そんなことない!」と言うのです。申し訳ないけど、全く信用していませんでしたが。笑
ブラジルは広いので州によって必要書類が異なるというのはわからんでもないですが、窓口の担当者によっても異なることがあるのです‥。それがブラジル!笑
ほーんと、日本の感覚でいるとびっくりすることばかりです。
以下はサンパウロ州での手続きです。担当者によって異なることもある‥ってことなので、あくまで私たちが行った手続きになります。
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婚姻手続きに必要なもの
- 戸籍謄本<私>
ポルトガル語に翻訳する必要があります。その翻訳はポル語⇄日本語が堪能な人なら誰でも良いというわけではなく、公認翻訳家に依頼しなければいけません。戸籍謄本本文は日本語表記、アポスティーユは英語表記なので「日本語→ポル語」「英語→ポル語」とそれぞれ別の翻訳家に依頼が必要です。 - パスポート、ブラジル入国ビザ<私>
- Certidão de nascimento(出生証明書)<旦那>
- RG(身分証明書)<旦那>
- CPF(納税者番号)<旦那>
- Comprovante de endereço(居住地証明)
居住地を証明するものとしてブラジルでは様々な手続きで公共料金の領収書が効力を発揮します。日本ではただの領収書にすぎないので(だよね?)不思議な気もしますが、確かに 'そこ' に住んでいる証明になりますね。 - 届出料:R$404.63 [約12,120円]
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必要なものは窓口の方でコピーを取ってくれるので、Polícia Federal(連邦警察)のようにこちらで用意して行く必要はありません。
事前にネットで調べた際、 独身を証明するものとして婚姻要件具備証明書というあまり聞き慣れない書類が必要だと見たのですが、戸籍謄本の内容で事足りるとのことでこれは不要でした。用意もしてなかったし、どこで入手したらいいのかわからなかったのですが‥結果オーライと言うことで。
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これはCartórioでもらった婚姻手続きに必要な書類リストです。
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婚姻手続きに同席してもらう人
- 日本語⇄ポル語の公認通訳者
私がポル語堪能であれば不要でしたが、そんなわけもなく。 - Padrinho(パドリーニョ)と Madrinha(マドリーニャ)
プロテスタントでは教父や教母、または名付け親のことだったりするのですが、必ずしもそうでなくても良いようで、むしろ友達でも良いらしいです。いずれにしても私たちの結婚を証人してくれる大切な人(男女1名ずつ)に同席して頂きます。
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そもそも手続きに同席の時点で「ん??」と思うかもしれませんが、ブラジルでは国際結婚でなくブラジル人同士の結婚であっても当事者二人だけでは手続きできないのです。なので私たちは通訳さん、証人のお二人と5人体制で手続きに臨むわけです。
国が変われば手続きも違う!おもしろいね〜
みんなにお祝いされながら手続きをするってなんだ不思議ね.
翻訳文書取得までの流れ
戸籍謄本とそれに添付されるアポスティーユは日本で取得してきましたが、こちらのCartório(役所)へ提出するための準備がこれまた大変でした。
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7/13 - 戸籍謄本の翻訳を依頼しようと Liberdadeにある翻訳事務所を訪ねたところ「戸籍謄本の翻訳はできるけど、添付のアポスティーユは英語表記なので別の翻訳家に依頼しないといけない。」と言われ、その足で紹介頂いた翻訳事務所へも向かう。
7/16 - 依頼していた翻訳文書を受け取りに2つの翻訳事務所へ向かう。(戸籍謄本:日本語→ポル語、アポスティース:英語→ポル語) 翻訳料金は正確に覚えていませんが、かなり高額だった気が‥。
7/18 - 入手した翻訳文書が真正である認証をしてもらうため CentroにあるCartórioへ向かう。申請後、3時間待った挙句言われたことは「翻訳内容が足りない」と‥。その足でまた Liberdadeの翻訳事務所へ向かい、再度翻訳を依頼。旦那イライラ‥。
7/20 - 今度こそ!と翻訳事務所を訪れるも、確認ミスがあって受け取り延期‥。ガクーンと肩を落としながら最寄りのCartórioへ向かい婚姻手続きに必要な書類を念のため確認する。
7/23 - 再依頼した翻訳文書を受け取り数日前に訪れたCentroのCartórioへ。何をそんなに確認するんだい?って感じでまた3時間待ってようやく認証を受ける。
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日数だけ見るとたったの10日間なのですが、2日に一回はこの手続きで半日が終わる状況。渡航した翌週からいきなりこんなで先行き不安なスタートとなりましたが‥、結果から言うと、まぁ、なんとかなるもんだなーと。笑
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