なぜこんなにもブラジルで塩貝選手の発言が炎上しているのでしょうか。しかも、なかなかその火が消えず日本に対する差別発言まで飛び出しているとか。
筆者はそんな炎上発言が繰り返されているブラジルに住んでいるので、ポルトガル語で書かれている記事を見てみようと思いました。
それに普段は言語を教える立場として働いているので、日本語とポルトガル語との違いや文化的なことなどもわかったらいいなーなんて思いまして!

普段時事ネタは取り扱わないし "時事ネタ" としてはやや遅れをとってる気もするけど…。
ブラジルメディアでの切り取り報道
まずは Google 検索。「kento shiogai」と入れると出てくる出てくる。

それにしても、どれが事の発端となった報道なのかわかりませんでしたが、
これとかかなー?

切り取られた部分を翻訳するとこんな感じでしょう。
昔のブラジルは強かったけど、今はどうかな?フランスは強いイメージがある。アルゼンチンもそう。ブラジルについては最近あまり耳にしないかな。
もう一つはネイマールの件かな?

上段の "Antegamente..." の部分は同じなので
下段の切り取りコメントを訳してみるとこんな感じ。
もう昔のようなネイマールじゃない。今、私たちは大丈夫だと思います。
SNSで「ポルトガル語誤翻訳」というコメントも見ましたが、特に内容が誤っているわけではなさそうですね。

全てのメディアを見たわけじゃないから「誤翻訳じゃない!」とは言い切れないけど。
ただ、どんな質問に対する回答なのか、前後の文脈もわからなくここだけが切り取られているので、塩貝選手ご本人の本意はブラジルには伝わっていないでしょうね。
上記画像は2つのメディアからのスクショですが、それらのビデオのコメント欄にはおそらく自国民(ブラジル人)からの書き込みでしょう。塩貝選手を擁護しているわけではないですが、決して切り取りに流されないといったコメントが多かったのも印象的でしたね。
例えばこんなコメント:
「この日本人選手は本当のことを言っている」
「本当のことを言っているだけなのに、メディアは些細なことで大騒ぎしてる。大袈裟に騒ぎ立てすぎだ!」
「自国の選手も同じようなことを言ってたけどな?」 などなど。

ブラジル人全員が塩貝選手を非難しているわけじゃなさそうだね。
問題になった塩貝選手のインタビュー(フル動画)
こちらは塩貝選手のインタビュー。
前後の文脈や実際のトーンからもわかるように、決してブラジルを挑発しているわけではないですよね。
筆者は "にわかサッカーファン" なので、失礼ながら塩貝選手のことはこの炎上騒ぎで知ったくらいですが、彼の自信に満ちたちょっと尖った感じは昔のヒデのようですよね(確か…)。
でももう少しだけ言葉を選んだほうがよかったのかもしれませんね。

塩貝選手の炎上問題についてブラジル人と話したこと


この炎上の件について、これまでに3人のブラジル人と話したよ。
3人とも口を揃えて言うのは、
1. 今のブラジルのサッカーは昔より弱くなった。
2. ブラジル人はサッカーに熱すぎる。
3. ブラジル人はSNSで文句を言うのが好き。(SNSじゃなくても)なんでもすぐに文句を言う。
4. ネイマールを神化しているのは一部の人。今回の代表入りを非難している人も多い。
【1. 今のブラジルのサッカーは昔より弱くなった】については、ブラジル国内で/ブラジル人同士で言うのはきっと誰もが思っていることだから問題はないけど、他国から言われるのは気に食わない、とも。
気持ちは分からんでもないですけどね。
ネイマールに関しても同じ感じかもしれませんね。そして今でも "神" として崇められているのはペレくらいでしょうか。
*こちらはあくまで筆者の友人3人だけの意見です。一部の意見として受け取ってくれると幸いです。

まとめ
日頃の仕事を活かして何か良い解析ができるかなー?なんて調子に乗って(笑)調べ始めましたが、結局はブラジルメディアの悪意のある切り取り報道に、現代のSNS時代。ブラジル人の性格。それらが重なった結果だったのかなと。

早くネガティブな炎上騒ぎが収まるといいね。
それにこの記事を書くために少しSNSを覗いていましたが、(SNSは)本当に時間を奪いますね…。これをきっかけに筆者はスマホにダウンロードしていた X と Threads のアプリを削除しましたとさ(笑)

