ポルトガル語を学んでいる人はレアな人たちなのでしょうか?(笑)
完全に肌感覚としての意見ですが、英語や同じラテン系言語であるスペイン語よりも少ない気がします。それに比例するかのように、日本語で書かれたポルトガル語の学習テキストは本当に少ないですよね。
そこで今回は今まで使ったテキストの中でも一番おすすめできるポルトガル語のテキストを紹介したいと思います。
筆者のブラジル移住当初のつらい思い出もどうぞ(笑)
初心者にもおすすめ!知る人ぞ知る☆優秀なポルトガル語テキスト
筆者は現在はブラジル在住。移住前から(お稽古ごとの延長的な感じで)ポルトガル語を勉強していました。
テキストを購入してみては勉強したり、眺めたり…(笑)
いくつか使ってみた中で、一番わかりやすかったテキストがこちら!
ジャジャーン!これだよ〜
図解や表もあってわかりやすく、挿絵もあるので堅苦しくない。
筆者のような初心者でも取っつきやすかったです。
その上、大学の第二外国語の授業教材としても利用できるほどしっかりした内容とのことなので、もちろん初級を卒業している人にでも十分役に立つでしょう。
本書は、独学用にも利用できますが、主として、日本市場で欠けていた、大学の第二外国語の教材として利用できるように企画されており、1学年90分の授業30回でカバーできる内容で構成されています。
引用元:amazon.co.jp
出品元にもよるけど、アマゾンジャパン(amazon.co.jp)は日本からブラジルへも商品を送ってくれるよ。
ありがたき海外在住者コミュニティー
このテキストを知るきっかけになったのが、当時のポルトガル語の先生(日本人講師)です。
先生から聞いてすぐアマゾンで見つけましたが、引越し(移住)した時に関税トラブルがあったので…国際郵便自体がトラウマになっていました。。
なので、ひとまず購入を見送り。
一時帰国の際にでも購入しようと(アマゾンの)「ほしいものリスト」に保存しておきました。
でも今の時代は便利ですね。SNSをはじめ、海外在住組のコミュニティーがとても展開しているので、そこを覗いていると…
あったーーーーっっ!!
ちょうど日本へ本帰国される駐在員さんがこのテキストを出品されていたので、お安く譲っていただくことができました!
テキストの内容はというと、一通り文法は学んでいたので、それなりに知っていることが多かったです。
でもたとえばこの写真のように、痒いところに手が届くような説明が豊富!
ネイティブのブラジル人(たとえばうちの夫とか…)に聞いても、違いを説明するのが難しいようなことも丁寧に説明されていて感激しましたね。
こーゆうのが欲しかったんだよね〜
【ブラジル移住後】ポルトガル語ができない焦り…
さてさて。。
移住してからというもの、ポルトガル語が話せない焦りが本当にひどかったです…。
日本を離れてせっかく異国(ブラジル)にいるのに、一切外出せずに「ポルトガル語覚えなきゃ…」「まずは勉強…」と、テキストやパソコンに向かってばかり。
本当に家に閉じこもった根暗生活を送っていました。
主人はブラジル人。何をするにも!す!べ!て!対応してくれていました。
移住や国際結婚などに関するややこしい手続きはもちろん、レストランでの注文然り、スーパーのレジでの会話然り。本当にすべて。
自分が子供以下に思えるくらい、惨めな気持ちになったりもしました。
でもそれ以上に「ポルトガル語ができない自分」に対して、ものすごく引け目を感じていたんだよね。
【ブラジル移住後】実践!ポルトガル語を使って注文
そんなとある日。
これじゃいかん!と勇気を奮いおこして、ファーストフード店でソフトクリームを注文してみることに。
注文した時にこんなことを聞かれたのです。
Qual é o seu nome?
全部聞き取れなかったけど「seu nome」って聞こえたぞ?
nomeってなんだっけ?聞いたことあるけど…
nome, nome, nome, nome, nome... seu? あっ!
簡単なフレーズなんですけどね。
慣れない注文に緊張も相まってか、まーったく理解できなくて、とにかく焦る。
トンチンカンな返事をして店員さんを困らせた後(笑)意味がわかって返事をすることができました。
"Qual é o seu nome?" とは、ポルトガル語の勉強を始めると初めの方で必ず学ぶであろう「お名前なーに?」です。
テキスト上では学習済みのフレーズでしたが、まさかファーストフード店で聞かれるとは思ってもいませんでした…。
なぜ注文時に名前を聞かれるのかというと、カップなどに名前を書いたり、順番になったら呼んでくれたりするので、そのために名前を聞くようです。
スターバックスでコーヒーカップに名前を書いてくれますが、あんな感じです。
そうと知っていれば戸惑わなかったのになぁ(たぶん)
レアルの価値はどんどん下がっています。
日本からブラジルに旅行で来るなら、何をしても「安くて」楽しいと思います。
でも現地で生活していると、そうもいきません。
すべてが値上がり…生活がどんどん厳しくなりますね。
まとめ
このソフトクリーム事件(笑)によって、「こういう場面で使うんだ〜」とか「こういう言い方をするんだ〜」というのを身をもって体験することができました。
ポルトガル語を話すことを拒否し続けて、外出しなかった時間がもったいなかったな〜とも。
もちろんこの一回では克服できていませんが、恥ずかしい思いをしてでも体験することは大切なんだとつくづく感じました。
よく使う言葉はすぐ覚えられるよね!
"Uma casquinha baunilha, por favor!(バニラのソフトクリームをください)" は 必要な(笑)フレーズだったからすぐ覚えられたよ。
そういった実践と並行して、筆者にとってはテキスト勉強も大切だと感じました。
母語を覚えた時のような感覚ではもう新しい言語を覚えることはできないので…、理論立てた説明を聞きたいというか、それでしか覚えられないというか。
今回紹介したテキストの中級版も、有難いことに海外在住組のコミュニティーで手に入れることができました。
譲ってくださった方もこのテキストを大プッシュしていましたよ。
やっぱり、知る人ぞ知る優秀テキストなんだ!と改めて思いましたね。
ぜひ手に取ってみてください。そして、一緒にポルトガル語の勉強を頑張りましょう!
<ソフトクリームの価格>
2019年1月執筆時と、記事更新2022年12月とでの価格差が気になったので、ここに記しておきます。(マクドナルドやバーガーキングなどのファーストフード店)
2〜3レアル(当時のレートで日本円換算:55〜85円)くらいだったのに対して、
3〜5レアル(今のレートで80〜130円)くらいに値上がりしています。