「ブラジルの歯ブラシ」の大きさたるや
日本からブラジルへと移住しましたが、その前にも何度か旅行でブラジルを訪れたことがあります。その時にもスーパーや薬局などで日用品をチェックしていたのですが、生活で欠かせない物のひとつである「歯ブラシ」がどうしても気になって気になって…。

ヘッド大きくない?奥歯の隅々まで磨けなくない?
というのが第一印象。ただ、移住してからもその印象は変わることはありません。


ブラジルでよく見かける歯ブラシはこんな感じ。色はカラフルで、ヘッドはかなり大きめ。私の指を2本並べたのより大きいのです。隅々までブラシが行き届かなそうじゃないですか…?
日本で売られているようなヘッドの小さなものはあまり見かけません。子供用はヘッドが小さいですが、大人が使うには「ブラシが弱すぎる」という話を聞いたことがあります。


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プレゼントに選んだものは「日本製の歯ブラシ」
移住する前から歯ブラシ(ヘッドの大きさ)のことは知っていたので「送別プレゼントは何がいい?」と友達に聞かれた時に、思わず「歯ブラシ!」と答えたら… びっくりするほどたくさんプレゼントしてもらいました。笑
この歯ブラシの山を撮りながらブラジル人である主人が、

ブラジルにも大人用の小さな歯ブラシあるよ!スーパーとかいろんなとこに売ってるよ。ちょっと高いけどね〜

と言った直後、口をつむぎ何かを考えている様子。すぐさま自身の発言を撤回していました。

やっぱりこんなに小さいのはないかも…。
まだたくさん残っているのでしばらくは困ることがなさそうですが、そんな理由からブラジルで売られている歯ブラシを使う機会は今のところまだありません。あの歯ブラシの山がなくなった時のために、ブラジルでもヘッドの小さな歯ブラシが簡単に手に入ると良いのですが。
日本より進んでいるブラジルの歯科矯正・審美歯科
日本のこともよく知っているブラジル人の友人が言っていました。

ブラジルの歯科治療は日本より進んでるんだよ!
ほんとかな〜?と疑いながらネットで検索してみると、なんだか本当っぽい。疑ってごめん!笑
「歯科治療が進んでいる」というより、日本人よりブラジル人の方が「歯をきれいにする意識が高い」という感じでしょうか。
確かにブラジルでは子供から大人まで歯科矯正をしている人をよく見かけます。前出の知人やその息子たちも歯科矯正をしたことがあるようで、彼らに話を聞いたところ、歯科矯正をするのは虫歯を治すのと同じ感覚だったり、身だしなみのひとつとして歯をきれいにするんだそう。
歯並びが悪いと家庭環境や育ちまでをも勘ぐられるとかなんとか。

日本の歯科矯正ってすごく高いんだね…(調べてびっくり)
ブラジルでは日本ほど歯科矯正にかかる費用は高くなく、むしろ格安と思えてしまうほど。そう思うのは「日本円」で考えているからかもしれません。ブラジルの通貨である「レアル」を単純に日本円換算すると、10万円前後でできてしまうようです。日本では保険適用外ですが、一方、こちらブラジルでは虫歯治療と同じように保険も利くとのこと。

歯科矯正の普及率を日本とブラジルとで比べると、圧倒的にブラジルに軍配が上がるのではないでしょうか。治療費が関係するのか、審美意識の違いなのか、はたまたそれらが相まっているかはわかりません。ブラジルではとても一般的ですし、技術も高いと聞きますね。
ヘッドの大きな歯ブラシのメリット
ブラジルでこうも大きなヘッドが主流なのには何かわけがあるのかな?と調べてみたら、あるんですね。大きいヘッドにもメリットが。(ここまで散々不満を書いてきましたが。笑)

ヘッドが大きい歯ブラシのメリットは、歯ブラシの毛先さえきちんと当たっていれば効率的に歯をみがくことができるという点です。歯ブラシの毛先がきちんと当たるという観点で考えると、歯並びがキレイで、歯ぐきの状態が健康であるということが前提条件にはなります。
引用元:https://www.shamoto-dental.jp/column/blush-head/
大きめヘッドを使う前提条件として挙げられている「歯並びがきれい」は、先ほど書いたようにブラジルでの歯科矯正はごくごく一般的なことなので、したがって歯並びがきれいな人も多い。だから大きめヘッドでも問題がないということなのかもしれませんね。
そういうことなら納得!ですが、私は長年コンパクトヘッドの歯ブラシを使ってきたので、ブラジルでもコンパクトなものが簡単に手に入るといいなーと願ってやみません。